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ふくろうの囁き

日々の暮しから、山歩き速報まで、 自分流に生きる日々…

塩谷丸山(629.2m)

以前から気になっていた山である。
手軽な夏山として人気があるが、それより山スキーの山として札幌近郊では有名だ。我が家もスノーシューで登ってみたいのだが、そのためには一度、地形の下見を兼ねて夏道でチャレンジと考えていた。

小樽を過ぎ、JR塩谷駅を目指す。
塩谷駅横の踏切を渡り、Y字の分岐を右に進む。北ガスのタンクが近付くと道は左に曲がり、やがて最終民家前の駐車スペースに着く。運良く空いていたので止めさせてもらったが、スペースは狭く数台分しかない。週末など混雑するときは、民家の方に迷惑をかけないよう、車は塩谷駅の駐車場に止め、歩くのが賢明である。歩いてもプラス30分程度だ。
(参考…冬は登山口が異なる。塩谷駅横の踏切を渡った後、Y字の分岐を左に進み、除雪最終地点が登山口である。近くには冬期限定の有料駐車場もできるようだが、駅に止めて歩いても大したことはない。)
写真…最終民家前の駐車スペース(迷惑をかけないように)
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民家前の車止めを過ぎ、林道を数百メートル歩くと登山口。入山届のBOXもある。
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最初は樹林帯の緩やかな登り。ヒトリシズカ、(ミヤマ?)スミレ、クルマバソウなどの花々が励ましてくれる。ちょうど笹刈りが行われていた、、、感謝。
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やがて急登になり、登りきるとようやく展望が開けた。
今年の積丹は豪雪で、半島の最高峰である積丹岳は、まだ真っ白だ。
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5月下旬だというのに、山頂直下には雪渓が残っている。最後の一登り。
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山頂着、素晴らしい眺望だ。
羊蹄山、ニセコ連山、積丹半島の山々、そして石狩湾の奥には暑寒の山々も見える。冬の塩谷丸山も楽しみである。
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※コースタイム
 8:30 登山口
10:10~11:25 山頂
12:25 登山口
下山後の温泉は、フゴッペ温泉「貴泉天山樂」へ。
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日受内(ピウケナイ)

大雪山の展望台で、旭川市の最高峰「日受内(ピウケナイ 1247.7m)」に行って来ました。
東川町の道の駅で車中泊。
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早起きして、キトウシ森林公園のカタクリを見て、涼しいうちに登り始めよう、、、なんて目論んでいたのに、すっかり寝過ごしてしまった。キトウシ森林公園の満開の桜を横目に、慌ててキトウシから瑞穂東川線(611)を東に向かうも、、、途中で通行止。旭川土木現業所冬期通行止情報をちゃんと見てないと、こういうことになる。また戻り、結局ぐる~っと大回りして21世紀の森に向かった。
21世紀の森は道立施設と旭川市営施設とに分かれている。何でこんな無駄なことをしてるかはさて置き、我が家は旭川市運営のファミリーゾーンを目指す。各施設が準備中だったので、総合案内所でトイレを借りる。
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案内所を過ぎると、すぐ愛山米飯線林道があり、入口には入林届BOXも。
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雪融けが進んで、林道歩きが短縮できないかなぁ~と期待しましたが、
結局は、林道入口より2.2キロほど奥で雪に阻まれ駐車(標高560m地点)。道幅が広い所で、余裕で止められたのは幸いだった。
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午前10時、ツボ足で出発、、、暑い。
雪の林道を進むが、一番深かったのは歩き始めで、後はチラホラ。
斜面も雪が少なく、大半は乾いてる林道を、熱射の中、ヤブが苦手なかっちゃんと、ショートカットもせず黙々と歩く。
726mのヘアピンを過ぎてから、右の林道(支線)に入り、830m辺りから左の斜面に取り付いて、北西尾根を目指す。
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尾根に出るとそれなりの積雪で、後はだだっ広い尾根を登るだけだ。ただし目標物の少ない平坦な尾根なので、コンパスを切りながら慎重に進む。要所には下山用のピンクテープも付けていく。
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13時、山頂は大パノラマ!
ちょっと霞んではいましたが、大満足でした。
愛別岳~旭岳
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左…愛別岳~永山岳~安足間岳~当麻岳 右…旭岳
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霞んでますが、左…トムラウシ、右…十勝連峰
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14時下山開始。
下りは、自分のピンクテープを回収しながら、のんびりと。
暑くて水分摂取は真夏並み、二人で3リットルでした。
16時下山。
無料の"21世紀の森の湯"は、常連のかつての猛者ばかりで、熊撃ちなどの話をたっぷり聞けて、二度満足でした。次回は、林道をショートカットしたいので、もう少し残雪の多い時期にに行ってみたいなぁ。
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※文中の地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用しました。

白金野鳥の森トレッキング

久しぶりの山行、しかも大雪山系は今年初めて…。
こんなに間が開いたことは、今までに無かった。
4月4日23時30分、札幌発。
4月5日 2時30分、富良野ハートヒルパーク着。
 通年24時間利用可能で、眺めも最高、昨年から我が家の定宿である。

6時起床。予報に反して、雲が多い。
晴れることを期待して仕度を始める。
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今回はかっちゃんのバースデー山行。
ただし山以外の予定もあるので、下見目的の簡単トレッキングである。
ルートは、以前から地形図を眺めて気になっていた「美瑛自然の村~丸山」だ。
富良野ハートヒルパークから40分で登山口着。雲も取れ、快晴になった。
美瑛自然の村への道路入口(冬期通行止)が、本日の登山口である。
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目的地は丸山だが、スノーシューでの日帰りはちと厳しい。
今日は13時までに戻る予定なので、P879辺りまで行くことができれば…。
9時10分出発。登山口で既にこの景色、言うこと無し。
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美瑛自然の村を通過すると、車道は右にカーブし美瑛川へと下っていく。クロカンと思われるトレースも、そちらへ向かっている(後でスノモと判明)。
野鳥の森は下る手前で左の(上俵真布)林道に入るのだが、こちらには踏み後も無い。
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ここから眺める十勝連峰も素晴らしい。
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林道はすぐ下りになり、下りきった所が「野鳥の森散策路」の分岐である(P772)。標識等は無く、林道が大きくカーブする(カーブミラー有り)手前約50メートル辺りで、右の樹林帯に入る。
この後もルート上に標識や目印は無く、GPSまたは地形図&コンパスは必携である。
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傾斜の緩い尾根だ。木々の間を縫うようにして、コンパスを切りながら進む。ラッセルになるのは吹き溜まりだけだが、モナカ雪でスノーシューが重い。
P827に近づくと、雪に埋もれた東屋が出現。さらに進むと断崖上に出る。
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美瑛川を挟んで目の前には十勝連峰が…。
(写真 左…オプタテシケ山、右…十勝岳)
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まだ時間に余裕があったので、P879に向かう。断崖上を進むので十勝連峰を眺めながらの歩行だ。遙か前方には、トムラウシや扇沼山の稜線が見え隠れする。
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タイムリミットが近付き、見晴らしの良いポイントで終了。
ここまでの感触では、クロカン向きのルートかな…。
10時50分、食事休憩。
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11時30分、下山開始。

登山口が近付くと、何やら人影が…。なんとスノモである。クロカンと思い込んでいたトレースは、実はスノモだったのだ。危ない雰囲気の男数名が、ちょうどトラックから降ろしているところだった。
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向かうもこちらも、挨拶はもちろん、目も合わさない。多勢に無勢なので、短気は起こさないように気をつける。そのうち我が家に聞こえるように喋ったのだろう。「公道から外れなきゃいいんだよな~」と言い放ち、爆音を轟かせて消えた。
言われてみると自信が無い。確かにトレースは、見える範囲では道路上にしかなかった。国立公園内は乗り入れ禁止だが、果たして冬期通行止の公道は…。

急いで片付けを済ませ、白金温泉に向かう。望岳台の開通予定を確認して、観光案内所へ。事の成り行きを説明するが、反応が鈍い。
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ならばと、自然の森を管理しいてる「白金インフォメーションセンター」に向かう。事情を説明すると、こちらは「観光課と連絡を取って、すぐ対処します。」との返事。果たして、彼らがいる間に現場まで行ってくれただろうか…。「『公道上でも禁止』という法的根拠があるならば、登山口に乗り入れ禁止の看板を設置すべき」と申し入れ、その場を後にした。
近くの「美郷不動尊」で湧水を汲み、富良野プリンスホテルに向かう。

※山行データ
 9:10 登山口
 9:45 P772
10:30 P827
10:50 P879(手前)
  休憩
11:30 下山開始
12:40 登山口

※文中の地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用しました。

早月山

先週に引続き、温泉メインのお手軽な山に決定。
春に一度登ったことのある洞爺湖畔の早月山である。
MLでも最近登った人の報告があり、大変参考になった。

前夜発、ルスツ道の駅で車中泊。早起きして洞爺湖を目指す。
洞爺湖の湖畔道路を、洞爺村から時計回りに壮瞥の方向に進み、岩屋のバス停で左折(少年自然の家)、後は直進し、農家の間を通り抜けると突き当りが登山口である。
雪が無い時期は数台分の駐車スペースがあるのだが、冬は一台がギリギリだ。迷惑になるといけないので最終民家の方に声をかけると、自宅の駐車スペースに置いていいですよ、との返事。お言葉に甘えて置かせてもらったが、登山口から湖畔までは大した距離じゃない。少し下り、湖畔に近い道路沿いに置いたほうがいいと思う。
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8:45 出発。快晴、洞爺湖もよく見える。
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ルートはほぼ夏道に沿って行く。
スノボやスキーのトレースが彼方此方にある。
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パノラマ高原に出ると羊蹄山が目に飛び込んでくる。
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ヒークを目指し、緩斜面を登る。
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山頂は、羊蹄山の展望台だ。快晴、気温7度。
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コースタイム(スノーシュー、含休憩時間)
登山口 8:45
山頂  11:00-11:45
登山口 12:55

大滝(村)百畳敷洞窟

ニョロニョロを見に行ってきました。
数年前にも行きましたが、その時は登山口の駐車でトラブルがあり、結局中止、、、ようやく実現しました。車は、前回のようなトラブルを避け、登山口から離れたところに駐車。
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徳舜別岳を正面に見ながら、牧場を横断。
樹林帯の沢沿いコースを進む。
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出発してから45分で洞窟に到着。
林道左上、大きな岩の陰にある。
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見事な氷の芸術、、、神秘的だった。
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帰りは、沢沿いの林道を少し進み、左の樹林帯を登って広大な台地(牧場)に出る。
後は駐車地点を目指し、のんびり緩斜面を下るだけである。
往きの沢沿いコースは風も無くポカポカだったが、一歩台地に出ると寒風が吹き荒れ、徳舜別も見え隠れ…。
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下山後は、恒例の温泉無料クーポン利用である。
いざ、洞爺湖畔へ…。

※タイトルを「大滝(村)」としたのは、2006年3月に伊達市と合併のため。
今後は「伊達市大滝地区」になるが、なんと飛び地合併とか…。
私が村民だったら、やだなぁ。。。
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